森のアレにも 薔薇のコレにも 劣ることのない美を前にして 数秒間、佇むのさ
年は明けましたがまだ働いていないです。
無職。
仕事を探そうとすると脳に靄がかかる。
脳に雲がかかっていて余命半年なのかもしれない、『ジョー、満月の島へ行く』*1のジョーみたいに。もうルイ・ヴィトンのトランクに乗って大海原に乗り出した方がいいのかもしれない。
無職なのに毎日ケーキが食べたいし、食べたいものだけは無限に思い浮かぶ。
食欲と性欲しかないなんて獣じみているけど、年中発情している人間よりか動物のほうが高貴だ。
動物に「お腹が減ったワン」とか「ご主人様大好きだニャン」とかアテレコする番組が嫌いです。動物は喋ったりなんてしないところが長所なので。
私と同じ音楽を聴いて同じような悩みを書いている人が私より四、五歳若いと「でも貴方はまだマシじゃないですか」と思ってしまうけれど、五年前にも私はもう限界だと思っていたのだから何の意味もない。
何者にもなれずに死ぬのか?
何者かになれる人などそうはいない。
働かないと暇で、暇だと心をたやすく病みますが、
働くと忙しく、やはり心を無くします。
*1:トム・ハンクスとメグ・ライアンが共演し、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めたにもかかわらず、日本では劇場公開すらされていない大好きなB級映画。